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はじめに
前回は、Inno Setupのウィザードによるインストーラの作成方法を紹介しました。
今回は、Inno Setupを使いこなすために必要な事として、インストールウィザードで使えるすべての画面やダイアログを使う方法を紹介します。
事前準備
全てのウィザード画面を使うための事前準備として、まず以下のファイルを用意します。
これらは、インストール時のウィザードで表示したり選択したりするファイルです。
必要可否に関わらず、とりあえず今回はすべてのインストーラのウィザード画面を表示させるためにこれらを用意しますので、不要なら定義も合わせて削除する必要があります。
・License.txt
・InfoBefore.txt
・InfoAfter.txt
・ReadMe_ja.txt
・ReadMe_en.txt
上記のファイルは、インストーラの定義と合わせるためにC:\work\is\text配下に置いておきます。
また、インストーラファイルの作成先としてC:\work\is\outputのフォルダを用意しておきます。
インストーラ定義
全てのウィザード画面を使うためのインストーラの定義は以下になります。
できるだけコメントを付けていますので、参考にしてください。
全画面の確認
この定義で作成したインストーラを実行させると以下のようになります。
「インストール準備中」のウィザード画面のイメージが採取できなかったのでこの画面は編集した画面になりますが、それ以外は表示確認できました。
・開始前ダイアログ
・言語選択
・セットアップウィザードの開始
・ライセンス表示(使用許諾)
・パスワード入力
・インストール前の確認
・ユーザー情報入力
・インストール先の指定
・コンポーネント選択
・プログラムグループの指定
・追加タスクの選択
・インストール準備完了
・インストール準備中
・インストール状況
・インストール後の確認
・セットアップウィザードの完了
まとめ
今回は、インストールウィザードで使えるすべての画面やダイアログを使う方法を紹介しました。
使わないウィザード画面を削るのは容易だと思いますので、活用してみてください。
次回は、より高度なInno Setupの定義の方法を紹介します。