Webサイト運営の目的
Webサイトを運営するためには、まずは構築しようとしているWebサイトの目的を明確にする必要があります。情報発信なのか、アフィリエイトなのか、ブログなのか、色々と目的はあると思いますが、これから構築していくWebサイトが何をするためのものかという目的を決めて、Webサイト構築をしていくことが一番最初にすることです。
ちなみにこのWebサイトは、情報発信を主軸として、情報に紐づくところで広告収入等の運営費がいただければよいと考えて構築しました。
Webサイトのサーバー構築
Webサイトを構築するためには、第一にWebサーバーとなるサーバーが必要になります。
また、Webサーバーだけでなく、メールサーバーやネーミングサービス(DNS)など、Webサイトの運営に欠かせない幾つかのサービスの構築も必要になります。
まずは、サーバーそのものを構築しなければ、それらのサービスも構築できませんので、ここでは、サーバーの構築手段を紹介します。
サーバーの構築手段には、以下のような方法があります。
1.レンタルサーバーの利用
プロバイダによっては、ホームページ領域を提供していたりレンタルサーバーが利用できたりします。ホームページ領域の提供は、従来のホームページの作り方としては定番でしたが、近年はあまり聞かなくなりました。一方でレンタルサーバーを利用できるところは多くなっています。
近年は、プロバイダ以外の方がレンタルサーバーの利用環境は充実していて、近年はクラウドサービスが普及していることから、クラウド上のサーバーをレンタルできるところが増えています。月額利用費も非常に安価で100円~2千円程度の非常に安価なレンタルサーバーを提供しているところも多数あります。
ただしレンタルサーバーは、幾つかの制約があります。それは、使用できる環境(OSやデータベースやCMSなど)があらかじめ用意されていることから、レンタルしたサーバーをすべて自由に使えるというわけではありません。追加で自身で必要なデータベースなどを用意することもできますが、完全に自由ではないことが特徴として挙げられます。また、レンタルしている以上は、サーバーの故障に対してある程度の保証がありますが、提供業者側のメンテナンス作業により、一時的にサービスが停止することがあります。
2.クラウドサービスの利用
上記でも述べたように近年はクラウドサービスが非常に安価で手軽に利用できるようになってきました。クラウドサービスにはIaaSという仮想サーバーや仮想ネットワークを自身で構築して、使用した環境によって費用を支払う方式も可能になりました。価格は、充実した環境を使うほど高くなりますが、レンタルサーバーに比べて自由度は非常に高く、OSを選択すれば、その後は自由にデータベースやCMS(コンテンツマネジメントサービス:Wordpressなどのサイトコンテンツを作成する手段)などをインストールして使用することができます。また、仮想サーバーを追加したり、メモリやディスクを後から増やすなど、コンピューターリソースの調整も容易にできるため、小規模からはじめて徐々に事業を拡大しているようなことも可能です。これについても、サーバーの故障に対して、ある程度の保証がありますが、提供業者側のメンテナンス作業により、一時的にサービスが停止することがあります。
3.独自にサーバーを構築
自身でPCやサーバーを購入したり作ったりして完全に自由にサイトを構築することもできます。当サイトはこの方法でサイトを立ち上げました。サーバーは自作のパソコン(マザーボード、メモリ、CPU、ディスクなどを自分で組み立てて作ったもの)であり、OSのインストールからデータベースやCMSのインストール、その他メールサーバーやDNSサーバーなど、サイトとして必要なものはすべて自身で構築しました。それなりに高いサーバー構築のスキルが必要ですが、何でも自由にできるのが最大のメリットです。ただし、サーバーが故障したりした場合はすべて自己責任ですので、メンテナンスに関しても高いスキルが必要になります。
当サイトは、上記の3.の方法(独自にサーバーを構築)で構築していますが、3の方法は経験無しに実現するのは困難です。当サイトの管理者は、20年近くの自作PCとLinuxによる各種サービス構築のノウハウがあったのでできています。もし困難な場合、市販品のパソコンを買って構築することもできますが、結局は、Webサイトの運営に必要なメールやDNSなどを構築するためには、どういうやり方であっても、それなりに高度な知識が必要です。
また、1や2の方法であっても、各種のサイト運営に必要なサービスは自分で作らなければなりません。もし、こういったサイト構築の知識を無知識で始めると、せっかく構築したサイトが、悪意のある攻撃者に攻撃されたり、最悪の場合、そのサイトが踏み台となって、他のサイトを攻撃してしまうような事さえあります。常に最新の知識習得と実践を行う覚悟が、自宅サーバー構築には必要となります。
しかしながら、それほど高度な知識が無くとも、サイトを構築する方法はあります。例えば以下に示すような、レンタルサーバーとクラウドサービスの一覧(特徴など)をにあるようなサービスでは、専門知識が無くとも、サイトを構築できるようなサービスがありますので、参考までに記載しておきます。もしよければ、以下からご自身に適したサーバー構築環境を選択・契約していただけたらと思います。
サーバー構築方法
サーバーの構築方法は、上記で紹介したようなレンタルサーバーやクラウドサービスによって異なりますが、もし、自宅にあるパソコンを使って自宅サーバーを構築する場合、OSのインストールからWebサーバーの構築、メールサーバーの構築、DNSサーバの構築などが必要になります。自身で一からサーバーを構築する場合、以下の2つのサイトがサイト構築に必要な各種サービスの構築方法を詳しく掲載されています。(当サイトでもいくらか参考にさせていただきましたので、勝手ながら紹介させていただいております)
非常に参考になり、かつ、非常に高度な知識が凝縮されているサイトですので、良くご覧になってみてください。
サイト | 概要 |
---|---|
CentOSで自宅サーバー構築 | LinuxのディストリビューションであるCentOSによるサーバー構築にかかわる各種のサービスのインストール・設定・運用方法を非常に具体的な手順で紹介しています。 |
Server World | 様々なOSのサーバー構築に関わる各種のサービスのインストール・設定方法を非常に具体的な手順で紹介しています。 |
まとめ
今回は、サイト用のサーバーを構築するにあたっての必要事項やレンタルサーバー・クラウドサービスなど、サイト構築に必要な情報を紹介しました。
Webのページ(サイトのページ)を作成するためにも、まずはこれらのサイトの環境が必要になりますので、ある程度のサイトコンテンツの用意ができたら、この記事を参考にしてサイト構築を始めてみてください。