当サイトの管理者(tomizo_no.2)は、IPAの情報処理技術者試験の情報セキュリティスペシャリスト(2013年度)とネットワークスペシャリスト(2015年度)に合格した情報処理技術者です。
今後も他の試験に合格して自身のスキルを磨くべく、毎年4月と10月の情報処理技術者試験にチャレンジしています。
しかしながら、高度な資格はなかなか合格が難しく、また、幅広い情報処理関連の知識が必要です。

現在(2018年2月)、受験しようとしている資格は以下の資格です。
・情報処理技術者試験 データベーススペシャリスト
・情報処理技術者試験 システムアーキテクト
・技術士(1次、2次)

最終目標は技術士2次の合格ですが、情報処理技術者試験は、高度分野の試験のオールクリアも目指しています。

そこで、試験を合格するための基礎を固めるためにも、自分が知らなかったり知っていても人に説明できないようなあやふやだったワードを簡潔にブログとして記述しながら知識を身につけていこうと考えました。
今後数回に渡って、情報処理技術者が知っておくべきワードを順不同ではあるものの、記述していきます。(後に整理しようと考えています)

なお、筆者がすでに知っているワードは含めていないので、かなり偏りはあると思いますが、そこは自身のためのものなのでご承知おきくださいませ。
 

ヒープソート

未整列のリストから要素を取り出し、順にヒープに追加する操作をすべての要素を追加するまで繰り返しす。
ルート(最大または最小のいずれか)を取り出し、整列済みリストに追加する操作をすべての要素を取り出すまで繰り返す。計算量:O(nlogn)


メモリインタリーブ

主記憶装置とCPUとの間のデータ転送を高速化する方法。
主記憶装置を複数のメモリバンクに分割し、CPUからのデータ転送要求を同時に(またはごく短いタイムラグをはさんで)複数のメモリバンクに発行する。
それにより、CPUの待ち時間を極小化し、高速化する。


KPI(key performance indicator)

企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標のことをいう。


チャレンジレスポンス認証方式

認証を受けたいクライアントが認証要求をサーバに送り、サーバはそれに対しランダムな「チャレンジ」と呼ばれる数値列を返信する。
クライアントは、ユーザが入力したパスワードとチャレンジを特定のアルゴリズムに従って合成し、「レスポンス」と呼ばれる数値列を作成し、サーバに送信する。
サーバ側では、送信したチャレンジとあらかじめ登録されたそのユーザのパスワードから同じようにレスポンスを作成し、送られてきたレスポンスと比較する。
レスポンスが一致すれば、パスワードは正しいことになり、認証成功となる。

 

FIFO(First In First Out)

データの格納と取り出しに関する方式のひとつで、最初に格納したデータから取り出す方式。
FIFOは、キュー(queue)と呼ばれるデータ構造で用いられている。
キューは「待ち行列」とも呼ばれることもある。
人の行列ではもっぱらこの方式が採用されている。

 

LIFO(Last In First Out)

FILO(First In Last Out)と同義語。
データの格納と取り出しに関する方式のひとつで、最後に格納したデータから取り出す方式。
LIFOは、スタック(stack)と呼ばれるデータ構造で用いられる。

 

LFU(Least Frequently Used)

キャッシュアルゴリズムなどで用いられる、置換対象のデータを定める方式。
参照された頻度が最も少なかったデータを退避させたり、置換したり削除したりする方式。

LRU(Least Recently Used)
キャッシュアルゴリズムなどで用いられる、置換対象のデータを定める方式。
参照されていない時間が最も長いデータを置換対象にする方式。


WPA2-PSK(Wi-fi Protected Access 2 Pre-Shared Key)

無線LAN(Wi-Fi)の暗号化を行うWPA/WPA2のパーソナルモード(WPA/WPA2 Personal)で、アクセスポイントと端末で通信前に共有しておく暗号鍵のこと。
アクセスポイントに設定されているSSIDとパスワード(Pre-Shared Key)が設定されている端末だけに接続を許可する。

 

MTBF(Mean Time Between Failures)

平均故障間隔

 

MTTR(Mean Time To Repair)

平均復旧時間

稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)


CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)

搬送波感知多重アクセス/衝突検出方式(イーサネットの話)
手順は名称通りで
・データの送信を開始する時に受信作業を行い、まず他に通信が行われていないか確認する。
・多数のクライアントが一つの回線を利用しているので、他者が通信していなければ通信を行う。
・自分の通信中に他者が通信を行ったため衝突が生じた場合には、通信を止めて乱数時間後に再度送信を行う。

ただし、最近では全二重で通信が行われているため、CSMA/CDでの制御はほとんど行われていない。

 

CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)

搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式(無線LANの話)
手順は名称通り。
・データの送信を開始する時に受信作業を行い、まず他に通信が行われていないか確認する。
・多数のクライアント(無線子機)が一つの回線を利用しているので、他者が通信していなければ通信を行う。
・しかし、他者が通信している場合、その通信が終わったときに自分が直ぐ通信を開始すれば、同じように通信を行おうとしている他のクライアントとの衝突が生じる可能性が高い。そのため、他者の通信が終了して乱数時間の待ち時間を取り、その後に通信を開始する。なお、待ち時間の間に他者が通信を開始した場合にはやはり通信終了まで待つ。しかし永久に送信できないことを避けるために、待ち時間は徐々に短縮する。
無線LANではこのような「待ち時間」が原理的に存在するためオーバーヘッドとなってしまい、通信効率が上がらない


イテレーション

アジャイル開発で用いられる短い間隔で反復しながら行われる開発サイクルのこと。設計・試験・調査・改善という一連の工程で構成され、内在するリスクや問題点を短いサイクルで発見・改善しながら開発を進められるという利点がある。


BNF(Backus-Naur Form)

バッカスナウア記法。文脈自由文法を定義するのに用いられるメタ言語。

WAF(Web Application Firewall)

Webサイトの前面に配置することでWebサイトやその上で動作するWebアプリケーションを狙った攻撃を防御するセキュリティ対策
「SQLインジェクション」「クロスサイトスクリプティング」「パラメータの改ざん」を検出する。


バランススコアカード

戦略・ビジョンを4つの視点(財務の視点・顧客の視点・業務プロセスの視点・学習と成長の視点)
で分類し、その企業の持つ戦略やビジョンと連鎖された財務的指標、及び非財務的指標を設定する。

各視点ごとに目標、業績評価指標、ターゲット、具体的プログラムが設定される。
財務の視点:株主や従業員などの利害関係者の期待にこたえるため、企業業績として財務的に成功するためにどのように行動すべきかの指標を設定する。
顧客の視点:企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの指標を設定する。
業務プロセスの視点:財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための指標を設定する。
学習と成長の視点:企業のビジョンを達成するために組織や個人として、どのように変化(改善)し能力向上を図るかの指標を設定する。


デマンドページング方式

メモリ管理方式の一種で、該当アドレスのメモリ内容が必要となった時点で、物理ページを論理ページに割り当てる方式のこと。
ページへ実際にアクセスされない限り、ページがメモリに読み込まれることがないので、メモリの使用量を全体的に低く抑えることが特徴・。
主に仮想記憶をサポートしているオペレーティングシステム(OS)で採用されている。

 

今回のメモは以上です。