このエントリーをはてなブックマークに追加
目次

はじめに

実はこのサイトの管理者(tomizo_no.2)は、20年以上の愛煙家でした。
成人した大学のころからずっと先月までの20数年間、煙草の無い生活はしていませんでした。

煙草を吸い始めた当時は、1箱20本で220円くらいだったのですが、現在は、同程度の銘柄で480円くらいします。
これまでも段階的に煙草の値段が上がってきており、また、健康的な影響もあって、「嫌煙家」なんて人も多く現れてきました。

社会人に入りたての頃は、ニコチン0.8mg/タール10mgくらいの煙草を1日1箱程度吸っていました。
それをついこの前まで続けていたので、1日1箱の煙草生活を20年以上続けていたことになります。
img1.jpg

これまでは、実は、禁煙を意図的にしようと思ったことはありませんでした。
むしろ生活の1部のような感覚で、食後や何かの区切りのタイミングで一服するのがあたり前の生活でした。
単に煙草を吸わないだけとか、我慢するというのは1日くらいならやったことはありましたが、煙草をやめようと思ったことはありませんでした。
またここ数年かけて、吸っていた煙草の重さを、ニコチン0.8mg/タール10mgを徐々に減らしてきて、ここ1年ほどで0.1mg/1mgまで減らせました。
しかし、長年身に染みついた喫煙習慣は、そうそう簡単にはなくせないと思っていました。

禁煙のきっかけ

愛煙家にとっては、肩身の狭い世の中になってきていますが、2018年10月からさらに煙草の税金が上がったことをきっかけに、私も禁煙できないかと考え始めました。
しかし、このような値上がりは今までも何度もあり、その度にどうしようか一時は考えるものの、すぐに値段が高くなっても変わることはありませんでした。むしろ、値段が上がる前に買い溜めしておくような感じでしたね。

しかし、自分の身の回りの事情的に、やはり煙草はそろそろ止めるべきである、と自身でも思い始めていました。
煙草をやめるべき理由をあげてみると以下のようなものがありました。
・幼い子供が2人いる
 どちらも女の子なので、子供達には、喫煙をしてほしくないと思っています。
・発癌の可能性を気にし始めた
 これまでは家族に癌になった者はいなかったのですが、今年父親が大腸癌だったことがわかり、自分も血縁的に発癌の可能性があるとわかりました。
・時間がもったいない
 一服は至福の時間で、この数分間で心のリフレッシュができていたのですが、1日20本の喫煙時間を考えると、1本5分としても100分になります。
 その100分のうち、休憩はもっと少なくてよいのでは?と考え始めました。
・虫歯、口の病気のリスク
 私は、3,4ヵ月ごとに掛かり付けの歯科医院に通って歯磨ぎチェックとクリーニング(PMTC)をしていますが、歯科医に毎回「禁煙すべき」と言われ続けています。
・小遣いがもったいない
 1日1箱の小遣いからの出費は、さすがにこたえていました。
 それがさらに上がるとなると...やはり削減が必要です。
 しかも、家庭事情的にも稼ぎを増やす必要もあって、僅かであっても出費するくらいなら投資した方がマシであると考え始めました。

他にも煙草をやめるべき理由は沢山あります。特に健康のことを考えると、やはり喫煙は良いことは殆どありません。

これを機に、うまく禁煙できる方法が無いか?と考えていたところにPloom Techの販売促進の方々が会社の喫煙所に居て、一通りのPloom Techの説明を受けました。ちょうど禁煙するなり喫煙するにしても健康面・費用面で良くなるようにしたいと思っていたところでした。

まずは、禁煙でなくとも、健康面・費用面で良くならないか?ということで、3000円の出費はありましたが、Ploom Techを購入し、初めて紙巻きたばこからの脱却を試みました。

Ploom Techに切り替えて思ったこと

喫煙していた頃は、紙巻きたばこを吸っていましたが、ニコチン/タールを0.1mg/1mgに減らしていたこともあって、Ploom Techでも十分な吸いごたえがありました。ただし、Ploom Techは、紙巻きたばこやICOS等の他の加熱式煙草と違って、「区切りが分かりにくい」ものでした。
紙巻きたばこやICOS等の他の加熱式煙草だと1本1本が区切りになりますが、Ploom Techは「何回吸ったか」でカプセルの交換が必要になります。
いちいち「何回吸ったか」なんて覚えておくわけがないので、一服を終わるきっかけが得られなかったり、一服し始めたばかりでバッテリー部が点滅(カプセル交換サイン)したりで、「一服の区切り」というものが、ある意味なくなってしましました。
img2.jpg
このようなことから、「ひょっとしたら、カプセルを換えなかったら、ニコチンレスになるのでは?」と考え始めました。

そうそう簡単にはいかない

「カプセルを換えなかったら、ニコチンレスになり、禁煙につながるのでは?」と思ってカプセル交換しないようにして喫煙した気分になるかどうか試してみました。
やはり最初の頃は「ニコチン」が無いと「吸った気にならない」という体の感覚が優勢で、会社では、20分間隔で喫煙所に行ってPloom Techを吸うことがしばらく続きました。
このような状況を続けていくと、ニコチンが無くても(カプセル交換しなくても)吸った気になるようになりました。
しかしながら、課題はもう一つありました。
それは、カプセルは新しくしなくても「カートリッジは新しくしなければならない」ということです。
カプセルは、交換しなければ溜まる一方ですが、カートリッジは、喫煙らしさの要である「蒸気」を発生させるために必要です。
カートリッジを交換するがために、さらにカプセルとカートリッジを買うのは馬鹿げています。
ということで、カートリッジだけを購入するか、別の手段でカートリッジを再利用するかしないといけないことが分かりました。
普通に喫煙するのであれば、コンビニなどで新しく購入すればよいのですが、禁煙の途中のプロセスとしてPloom Techを使う以上は、この課題を何とかしないといけませんでした。

一時的な代替え対策

上記のような課題もあって、少しPloom Techの仕組みについて調べてみました。すると、カートリッジ内の主成分は、グリセリンであることが分かりました。家には、医療用のグリセリンがあったので、まずは使用済みのカートリッジを分解して、中にグリセリンを少し垂らして実験してみました。
すると、新品のカートリッジ以上の吸いごたえまで得られることが分かりました。
ということで、しばらくは、この方法でカートリッジを再利用することで「喫煙している気分」を継続しつつ「ニコチンOFF」を続けることにしました。
ただし、使っているグリセリンの正しい使用方法ではないので、体への影響なども考え、短期間の暫定的なやりかたとすることにしました。

禁煙成功

2018年の10月初旬から始めた禁煙への歩みですが、10月後半に入ると、完全にニコチンOFFな状態(カプセルを全く交換しない、購入もしない)という状況が1週間以上続きました。
このやり方、グリセリンの影響が気になりますが、ニコチンOFFにはよさそうです。
あとは、喫煙習慣というか、煙草をくわえる習慣を何とかすればよさそうです。
私は、煙草をくわえる習慣をなくすために、ちょうど長期の仕事の休暇が取れるチャンスがあったので、会社を1週間休みました。
会社を休めば、仕事の合間や休憩で喫煙所に行く習慣を忘れるのではないか?と考えたからです。

まだ、思わず喫煙所に無意識に行こうとする習慣の残りはありますが、行ったところで吸うものがなければ吸わないだろうということで、Ploom Techを持ち歩かないようにしました。
この状況になったことで、Ploom Techをくわえる事もなくなっていました。
つまり、約1ヵ月掛かりましたが、禁煙成功というわけです。

s-nosmoking.jpg

現在では、喫煙している人を見ても、煙草の匂いを嗅いでも、特に煙草を吸いたくてたまらない!のようにはなりません。
Ploom Techの購入費の3000円という出費は、ある意味自分への投資であったと今は思えています。

しかし、残念なことに、体にいろいろと変化が出てき始めました。良いこともありますが、悪いことも...

禁煙後の影響

まず、悪い影響からあげると、以下のようなことが起こりました。

最初の影響は、理由は不明ですが太りました。特に運動量も食事量も変わりないのに。
強いて理由をあげるとすれば、喫煙所に歩いていく(階段の上り下り等含む)がなくなったことが、あげられます。

次の影響は、日中、常に眠くなりました。
しかも、晩酌後等のアルコールが入った後の眠気には耐えがたいものがあり、座っただけで寝落ちすることが多くなりました。
これまで、如何にニコチンによる覚醒作用が効いていたのかが分かりました。
何とかコーヒー等のカフェインで寝落ちしないようにはしていますが、それでも、耐えがたい眠気には時々襲われます。
(アルコールが入らなければ耐えられますが...)

そして、やる気が以前のようになくなってきた気がします。
手を動かすことが少し億劫になった気がします。
技術本などを読み始めると、直ぐに眠くなります。
こういった影響もニコチンの覚醒作用がなくなったからなのかもしれません。

もちろん悪い影響ばかりではありません。良い影響もありました。

まず嗅覚に関してですが、もともと喫煙時から鼻が利くほうだったこともあってか、禁煙後は色々な匂いに敏感になったと感じました。
なんとなく、自分の口臭が自分で気になるほどに...

次の影響としては、痰が出にくくなったと感じています。
喫煙していた時は、時々痰を吐き出したくなっていましたが、今では殆どなくなりました。
また、くしゃみも同様に減った気がします。
気になることとしては、唾液の量が減った気がしています。この影響で、自分の口臭が気になるようになったのかしら...

また、禁煙の影響かどうかは分かりませんが、指先まで意識が集中しやすくなってきた、というか、思うように指先が動いてくれるようになった気がしています。
私は趣味でピアノを少しだけ弾くのですが(もちろん大してうまくありませんが)、禁煙後、そこそこ弾けていた頃(中学生くらい)の感覚に時々戻れるような感じがしています。

あと、いわゆる「ニコチン切れ」のようなことがなくなりました。(常にニコチン切れなので当たり前ですが...)
例えば、1時間毎に休憩したくなったり、集中力が切れたりするようなことがなくなりました。
10月中頃に情報処理の試験を受けたのですが、2時間の論文試験時間の間、集中力が途切れることがありませんでした。

他にもひょっとすると良い影響があるのかもしれませんが、まだあまり感じてはいません。
味覚が良くなって食べ物が美味しく感じる、とか良く聞きますが、私はあまり感じてはいません。

これからの禁煙生活について

良い影響と悪い影響のどちらが大きいかというと、禁煙成功直後は悪い影響の方がまだまだ多いです。
しかし、これらの悪影響は、ニコチンに浸かっていたといっても過言ではない20数年間の愛煙家生活がもたらしたものであると考えています。
禁煙生活を続けていくと、きっと悪い影響もなくなって、良い影響ばかりが目立ってくると信じています。

おわりに

これまで、禁煙成功に至った道のりを綴ってきましたが、やはり20年以上に渡って喫煙してきた者としては、煙草を嫌うことができません。
少なくとも「嫌煙家」になることはないでしょう。
身の回りで煙草を吸う人がいても、「どうぞどうぞ」的な感じで居られることでしょう。

しかし、やめることはできたけど、やっぱり、時々は煙草吸いたいなぁ...というのが現在の本音です。もしかしたら、人付き合いや、飲み会の席などで、1,2本だけ吸うことはあるかもしれません。
要するに、喫煙が習慣的にならなければよいのではないか?とも考えています。

しかし、家族のため、自身の健康のため、周囲のためと思えば、習慣的に煙草を吸うのはやめるべきであると考えています。
お酒と同じように、煙草とも節度のある付き合い方が大切ですね。