目次

はじめに

Pythonのプログラム言語としての文法は、非常に単純です。
基本的には、扱えるデータ(型)を理解し、それを所定の文法に従って処理を記述していけば、他のプログラム言語の経験があってもなくても、わずかな時間で習得ができると思います。
ここでは、過去に書いた記事も引用しながら、Pythonの文法のおさらいをしていきます。

扱えるデータ

Pythonで扱えるデータは、基本的には「文字列」と「数値」です。
文字列の扱いについては、以下の記事で紹介していますので、こちらを参照してください。

いまさら始めるPython3(2)-文字列の扱い

数値の扱いについては、こちらも以下の記事で紹介していますので、こちらを参照してください。

いまさら始めるPython3(3)-数値と演算子の扱い

補足ですが、数値については、上記の記事では触れていませんでしたが、以下のような「複合演算子」も使用できます。

複合演算子

+= 足し算をして代入
-= 引き算をして代入
*= 掛け算をして代入
/= 割り算をして代入

複合演算子を使う上での注意事項は、複合演算子を使う前の変数は、必ず何かの「値」を入れておくことです。

なお、Pythonに限らず多くのプログラム言語は、いくつかの「型」があって、この型については厳格に処理が行われます。

例えば、文字列型を数値型にする場合、明示的に「変換」を行う必要があります。
 a = b + c
のような式の場合、必ず、左辺の型に右辺の型を合わせる必要があります。

また、データの型には、コレクションデータとしてリスト(list)、タプル(tuple)、辞書(dict)、集合(set)があります。これらのデータの型については、以下の記事で紹介していますので、こちらを参照してください。

いまさら始めるPython3(5)-Pythonで扱うデータの型

文法

Pythonの文法は非常に単純です。
基本的には、「コメント」「ブロック」「インデント」「変数」「条件分岐構文」「繰り返し構文」「with構文」が理解できれば、大抵のプログラムは書けると思います。
文法・構文については、以下の記事で紹介していますので、こちらを参照してください。

いまさら始めるPython3(4)-Pythonの構文

また、Pythonはプログラム言語としてはシンプルですが、標準ライブラリを使うことで、非常に多くの処理を単純な記述で実現できます。
できることを挙げると非常に多いので、まずやりたいことあった場合には、以下の標準ライブラリのドキュメントから探すのが一番手っ取り早いと思います。

Python 標準ライブラリ
https://docs.python.jp/3/library/index.html

分かりにくいところ

筆者もそうですが、一旦理解してしまえば、単純で頻繁に使うものの、理解するまでに時間や経験をかけてしまうところもあります。
筆者の場合、map・filter・reduceが理解しづらく、今もなおこれらの使用には抵抗があります。
また、内包表記やラムダ式も理解しづらくしている要因のような気がしています。
しかし、これらは、Pythonを使ってデータ分析や機械学習などを行うためには必須の手段であると考えられます。
これらについては、次回に自分の理解を確認するためにも紹介していこうと思います。

まとめ

今回は、Pythonの文法についてのおさらいと分かりにくいところ(次回予告)を紹介しました。
次回は、分かりにくいところについて自分の理解を確認しながら1つずつ紹介していこうと思います。